HISTORY OF MACAマカの歴史
今からおよそ500年前の16世紀、スペイン軍がインカ帝国征服のために南米を訪れたとき、厳しいアンデスの高地に暮らす人々が過酷な自然環境のなかでも元気な人が多いことに気がつき、馬にマカを食べさせました。するとマカを食べた馬がたちまち元気になり交配をして子供を何匹も産んだことから、マカはスペイン人兵士の間で闘う戦士の活力源として重宝されるようになりました。
インカ帝国から現代のペルーへと時代は移り変わっても、マカは健康意識の高いペルーの老若男女の人々の間で、料理や飲み物に入れて食されています。近年では、アメリカをはじめとする欧州や、日本及び中国を中心としたアジア圏からも注目を浴びるようになり、健康食品に加工され愛用されています。
現在原産国であるペルー政府にとって、マカは外貨を稼ぐ貴重な資源となっており、マカは国外に持ち出すことが法律で禁止されています。インカ帝国から現代のペルーへと変わっても、マカはアンデスの人々を支え続けているのです。
